白と黒の決闘(囲碁知らない人向けの簡単な囲碁紹介記事)
こんにちは、ぴのです。
これは50代アドベントカレンダー みす50代 Advent Calendar 2018 - Adventar のたぶん5日目の記事です。他の方が書いた記事も読んでみてくださいね。
白と黒の決闘について書いていきます。
0. 前書き ○●
みなさん「囲碁」って知ってますか?やったことありますか?
たぶん「名前は聞いたことあるけどなー」「ルール知らんわー」「い ご」って感じでしょ。うん。知ってるよ。(偏見)
んで囲碁楽しいし奥も深いからルールだけでも知ってもらいたいわけですよ。そんなこんなで記事書いたので適当に読んでください!何でもしますから!(なn
1. 囲碁の概要 ○●
1-1 囲碁とは
囲碁とは一言で表すと陣取りゲームです。
将棋やチェスは相手の王をとると勝てますが囲碁は陣取りなので王をとるということはありません。碁石を自分と相手で交互に打ち合い* 最終的にその石で囲ったところ(地)の広さで勝負します。ショウブダ!!
* 碁石を置くことを「打つ」といいます。将棋の「指す」と同じ感じです。
ゲームの決着は双方がもう打つところないよという「双方の合意」、または投了(負けを認めること)でつきます。また、囲碁は自分の手順をパスすることができます。
1-2 囲碁でつかうもの
■碁盤
縦横に線が引いてあり、その線の交じわっている点に石を置くことができます。主に使うのは19路盤で、縦横19本の線が引いてある。なので石を置けるところが縦19×横19の361か所あります。はえ~ひっろい。
他にも13×13の13路盤だったり9×9の9路盤があったりします。9路盤は置ける場所が少ないので始めたばかりにオヌヌメ。5路盤問題集なんてものも見たことがあります。
画像は19路盤です。数えると19×19あります。
裏には真ん中に削ってある所があります。これは「へそ」と言われるもので木が乾燥で歪んだり割れたりするのを防ぐのと、石を打った時の音を響きをよくするためにあると言われています。昔、対局* 中に口を横からはさんだ人の首をそこにのせたという話もあります。こわ。
*囲碁では対戦を対局といいます。
■碁石
碁盤におく石。黒と白の2色ある。白い方のお高い石はハマグリの貝殻でできているとかなんとか。ご立派ぁ! また、いれる容器を碁笥(ごけ)といいます。
1-3 囲碁のルール
大きく分けて6つくらいルールがあります。いくつかは1-1でふれているのですがルール少ないです。自由度の高いゲームになっております。はえ~すっごい。
①黒白交互に打つ。(ただし自分の手順をパスはできる。その場合相手の手番になる。)
②石で囲ったところ(地)が広い(大きい)ほうが勝ち。
③相手の石を囲うと取れる。囲うのは上下左右だけでななめはいらない。
④取った石の数だけ対局後に相手の陣地を埋める。
⑤自殺手の禁止。
⑥コウ。
③の囲うと取れるについて(石の生き死にについて)
十字の線が石の生命線で、そこをすべてもう一方の色の石で断ち切ることで石を殺して取ることができます。石が隣にあるときは石同士がつながっていると考えます。
左の石を取るには右のようにすれば取ることができます。
このように生命線を断ち切ることで相手の石を取ることができます。
取った石は④に書いてあるように試合後に相手陣地に入れることができますが、必ずしも相手の石を囲って取らなければならないというわけではありません。(囲うために自分の石を自陣に埋めてしまい自陣が減ってしまうため)そのために生き死にという考え方があります。あとで説明します。
⑤の自殺手について
生命線がないところに自ら打ち込んでいくことを自殺手といい、これは原則禁止されています。打った石自体がとられる形になるところですね。
ただ例外もあります。そこに打つことで相手の石が取れる場合は打ってもいいということになっています。下の画像では真ん中の空いているところに白が打つと自殺手になってしまいますがその右の黒が取れるので打つことができます。
なお上の画像は白が黒を取った直後に黒が白をまとめて取れるウッテガエシと呼ばれる形になっています。
⑥のコウについて
⑤の最後に書いた例外の例外でコウというのがあります。下の画像のような形だと「相手の石を取れるなら自殺手を打っていい」というルールの時左右の形を繰り返してしまいます。 その場合は相手がとった直後の手番では打ってはいけないとなっています。1ターン待てってことですね。
1-4 囲碁での生き死に
囲碁には生き死にというものがあります。相手から見た自殺手(目)が2つ以上あり、相手が打ってきても取られない形をしている石を生きている、逆に自分が打っても取られる形をしている石を死んでいると言います。
下の画像では白がどうやっても黒の生命線をつぶせない形をしているため生きています。
下のように隅を利用すれば最低6個の石で生きることができます。
下の画像の黒い石たちは生きているように見えますが左下の3つがとられてしまう形になっています。つまり死んでいます。
1-5 囲碁の勝敗の付け方
(ここでの画像は19路盤を無理やり9路盤サイズに区切っています。見えにくくてすみません許してくださいなn)
対局をしたとして例えば黒白交互に置いていった結果こんな感じになったとします。
その場合まずお互いの陣地(地)にならないところを埋めます。
そして相手の死んでいる石を取り除いて相手陣地に埋めます。「お前はもう…死んでいる…」
あとは地を数えます。基本相手の地を数えます。
数えやすいように地の形を可能な限り変えても大丈夫で整地といいます。下の画像だと黒が27、白が26になります。
文字に起こしてたら結構分量があることに気付いたので19路盤の時の試合の流れとかは割愛するゾ~(怠慢)
基本的なこと説明したから個人的に好きなの説明するぜー。
2. 囲碁のここすき ○●
2-1 囲碁が由来になっている言葉(一部)
・だめ
囲碁で自分の地にも相手の地にもならないところ(目)から。
・布石
序盤から領地の取り合いの戦いが起きるまでの石の配置。
・定石
布石の時にお互いが最善になるように打つことでできる石の配置。
・捨て石
対局中にあえて相手に自分の石を取らせること。
・一目置く
実力差がありハンデをつける時に弱いほうがあらかじめ決められたところに石を置くことができる。
他にもいろいろあるので調べて、どうぞ。(怠慢)
2-2 詰碁
詰将棋と同じように詰碁なるものがある。
場面が出ていて相手の石を何手かかけて生かしたり殺したりします。
結構種類があるので先を読んでいくのが好きとか戦略ゲーが好きって人は調べてみような。
2-3 定石
定石とは主に19路盤で布石の時にお互いが最善になるように打つことでできる石の配置でこれも種類が結構多い。(ただ必ずしも定石通りにいくというわけではないし状況に応じて打たなければいけないので考えるのをやめてはいけない(戒め))
好きな定石いくつか書くゾ~(隙あらば)
①ツケヒキ定石
左上から順番に進めていき最後は右下の画像になります。二立三石はすばらしいのですよ。
②一間バサミ定石
三三入りしてからのノゾキ→サガリ→ケイマ封鎖 なんかケイマ封鎖がきれいでかっこよくて好きです。あーここすき。
なんか他にも「村正の妖刀」っていう定石や「ナダレ定石」っていう定石など名前が面白いのもあります。
3. あと書き ○●
超簡単にですが書きました。囲碁は陣取りというゲーム内容とルールの少なさからかなり自由度が高く打ち手の脳内の思考によって模様や打ち方ががらっとかわります。堅実に陣地を広げていく人や、荒らしに行く人など、打ち回しはたくさんあります。
やってみようかなって思った人はまず9路盤からやってみてください。
ということで終わります。さらだばー。
以下宣伝です。
MIS.Wのアドベントカレンダーもみてみてください(謙虚)
・公式
・非公式
是非見てみてくださいね。いじょうっ!